甘い生活

ビューティフル・ヒューマン・ライフ

おもい

最近知り合った、大学が学部まで一緒で住んでるのも隣駅らなんやかんやで意気投合して、そういう関係になって、「付き合おうよ」というところまでいった、一つ歳上の女性がいる。

「○くんのことが好き。結婚前提なら付き合いたい。私ももう歳だし、一年後には結婚したい。子どももなるべく早く欲しいと思ってる」と言われた。

俺は「どタイプじゃないけど結構顔可愛いし、話も合うし付き合ってみようかな」ぐらいの軽いノリだったので、みぞおちに重りが乗っかったような気分になった。

好きになってみようと思って沢山あったし沢山セックスもしてみたんだけど、なんか気分がアガらない。

周りがみんな結婚し、ないし彼女ができていて、相手がいないのは本当に欲していない人だけ。

そんな状況に焦りを感じていたのは確かなんだけど、突き詰めて考えてみると、今すぐには結婚したいとは全く思わない自分がそこにいた。

昨日も呼び出されて、断るのもアレだから飲みに行ったんだけど、「顔疲れてるね」「いつもより目が開いてないね」「今日、あんまり目を見てくれなかったね」と言われた。

もうダメだ、と思うと顔に出てしまう。
すごく憂鬱な気分になって会社を休んでしまった。

特に悪い部分があるわけではないんだけど、家庭の不和の話だったり、祖父母の貯金のおかげで浪人できて予備校に通えた、というような話に対する「君はすごく恵まれてるね」という僻みが複数回あったり。

「とりあえず結婚は置いといて半年付き合ってみよう」という提案への「どうせ別れるんでしょ」みたいなネガティブな発言とか、優しさ発信ではなく、嫌われたくないという想いから発信されているような気の遣い方とか。

なんか萎えてしまった。

俺自身の問題もあるのはわかってるつもり、一筋縄じゃいかねえんだ、伊達に拗らせてないぜ。