甘い生活

ビューティフル・ヒューマン・ライフ

東京タラレバ男

https://syrup15g.hatenablog.com/entry/2022/12/26/235159?_ga=2.132022156.265281461.1677507036-120140152.1670981962

↑の記事の女の子は結局、1人店に残ってパートナーができたことを店主に伝えたかっただけらしかった。

彼女も常連のため、ちょくちょく話す機会があった。
ついこの間別れた女の子の話をし、もうマッチングアプリも疲れたし、人を好きになるとかよくわからない、という独身男の哀しき迷走っぷりを伝えた。

すると、どんな人がタイプなんですか?と聞かれた。
俺は真っ先に「根が明るい人」と答えた。これまで沢山の女の人と出会って、数人と付き合ったから言える31歳独身の結論。これ以上に重要な要素は無いはずだ。
そしてちゃんと仕事していて、天候に気分が左右されない人。
要は安定感だ。これに尽きる。
電気ガス代を1年間滞納し一昨日13万を一括で支払うような俺は不安定すぎて、1人じゃ生活もままならない。

「うーん、いるなあ。私の知り合いにいますよ。よければ紹介しましょうか?」
あなたが女神か。
それ自体が嬉しいのもあるが、一番は「知り合いに紹介するに足る男」だと認識されているということだ。

そう、俺だって昔よりは空気を読めるようになったし、まともな職にもついている。ちょっと人より仕事ができなくてボコボコに言われても、へこたれないメンタルも持っている。
この仕事でやっていこう、と思っている。

服や髪だって、昔散々バカにしてきた兄貴から見違えるほどおしゃれになったと言われたのだ。

仕事も恋愛も、何回お前は同じ失敗を繰り返すんだ、と言われる。
人の何倍も遠回りをしなきゃいけない。
ああまたいつものやつか、と、もう周囲は飽き飽きしているだろう。
人に何を言われようが俺は俺でしかできない。
時間は過ぎていき、止まるまで続いていくのだ。

女の子は3つ下ぐらい?写真を見たけど顔がはっきりわからなかった。でも見た目なんて清潔感あればもうOK。
大事なのはマインド。と、生活力。
一周回りかけてる婚活女子と全く変わらない自分に笑ってしまう。

紹介は今月中旬。お気に入りのラルフローレンのスプリングコートを羽織って、comoliの白シャツ、HYKEのベイカーパンツ、ローファーを合わせ、春の装いで会いに行くのだ。