甘い生活

ビューティフル・ヒューマン・ライフ

「もしかしたら」を抱えて生きるのは、辛い。


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面接から3週間、ようやく結果が来た。落ちた。

知り合いの紹介で受けさせてもらって、受けてから「やっぱり行きたくないかもしれない、、」と考えて、

「いや!でもやっぱり行こう!」と思ったら結局落ちてるのって凄く俺らしい結末だな。

でもすっきりした。
今後はとりあえず出版関係の会社見ていこうと思う。

神保町とかの喫茶店で(打ち合わせとか何かで)頭を抱えてる人生目指していきたい、、、ダメかな?



ああ、仕事とかどうでもいいよ、彼女欲しい。

凄く残念なことがあった。
知り合いに女の子紹介出来るかもしれないって言われて超ウキウキしてたのに、俺の写真を女の子見てもらった結果、断られた。

ほうらね。こうやって、俺の顔はシラケていく。

元々小中、冴えない学校生活を過ごして高校に入ってからは更に散々クソブス共にいじられたり、馬鹿にされたりして、
自分に対する自信なんてこれっぽっちも無かった。

具体的なエピソードを挙げると、小学生の時は「ガリガリモゴモゴビーバー」というあだ名があったし、高校の時3か月だけバスケ部に入ってたことがあって、まだ辞めてないのに「あの白い骨みたいな人、辞めたの?」と知らないところで言われていたりした。

こういうエピソードには枚挙に暇がない。

風向きが変わったのは大学に入ってから。

みんな「顔は悪くないのに」って言ってくれたりそれどころか「かっこいい」って言われる機会が増えた。

そういうのを何回も何回も言われたりする中で「少しは俺も捨てたもんじゃないかな」って気持ちが生まれていった。

ちなみに、高校生の時に2ちゃんねるの純情恋愛板の顔面偏差値スレに顔を載せたら50~55って評価だった。


こんな俺にも、行きつけのカラオケで連絡先を渡されたという経験がある。

元カノには「今までで会った男の人の中で一番かっこいい」とまで言われた。これは、普通に嬉しかったな。。

そういうことがあって微妙に変な自信がついてしまった。俺はもしかしたらそれなりなのかもしれないと。

だから可愛い子イケんじゃねって。

この「俺割と悪くないし可愛い子イケるかもしんない」が苦しみを加速させる。理想と現実の乖離に拍車をかける。

現状は?
23歳。彼女ナシ。内定ナシ。童貞。

顔が良くって可愛い子と付き合えるのは誰から見てもイケメンな奴だけであって、俺の顔はアドバンテージにならない程度のそこそこの顔で。だから変な自信持ったらダメだ。ダメなんだ。

相当なイケメンを除いたら結局最終的には中身だ。わかってるよそんなもん俺だって。

だからもう逆にブサイクになりたかった。

柄本時生みたいな愛嬌のあるブサイクに生まれて「男は顔じゃねえ!」つって完全に諦めるか、100パーセント中身で勝負しようって思えるようになりたかった。

折り合いをつけて適当に妥協することも出来たはず。

今喫茶店に通ってるのも、もしかしたら何らかのチャンスがあるんじゃないかって思ってるからだ。

カラオケ店員の一件で「行きつけの店幻想」が植えつけられてしまった。今後しばらく消えない幻想。

俺が完全なブサイクだったらそもそも連絡先渡されてないと思うし、こんな幻想抱かない。

「もしかしたら」を毎日抱えることで、一層沁みる孤独を噛みしめて生きるのは、辛い。


今日の短歌

大好きなラブリーセルフワールドで勝手に孤独を味わってろよ。