甘い生活

ビューティフル・ヒューマン・ライフ

マ〇ナビの人にボロクソに言われてきた

クソ爽やかイケメンの社員に履歴書みたいなものと、希望業界・職種を書くシートを提出し、後は相談員を待つだけ。
周りでは可愛らしい女性社員に照れながら相談をするもっさい野郎がいて、俺の期待感を煽った。

来た。男性社員だった。俺は落胆した。

「まぁとりあえず個室行こうか。」着いていった。「んあぁ・・」という言葉にならない気怠そうな溜息に悪寒が走る。

そこからは地獄のショータイム。

「ふーん、浪人で休学ね、、一浪一留って訳ね。んで、今まで何やってきたワケ?」
「はぁ・・・夏までは芸能業界を目指していたのですが挫折してしまい・・・」
「でそれから?」
「しばらく何もしてませんでした」
「え?」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・で、最近そろそろこれはまずいなと思って就活再開して、ここに来たんですが・・・」
「まずいっていうがか、君自分が危機的な状況にいるのわかってるの?いいの?二個ダブっててそれだよね?それでいいの?ねえ、いいの?」
「ぃや・・・(上手く声が出せない)ダメだと思います・・・」
「それで?」
「はい?」
「それで?」(ギラギラした目でガン見)
「で、出版行きたいかなと思うようになって・・・」
「どっか受けてんの?」
「〇〇〇〇ってとこなんですけど、書類通って来週面接です」
「漢字でどう書くの?」
「〇〇〇〇です」
「ふーん。聞いたことないな。なんか韓国のメーカーみたいな名前だね(笑)」
「はは・・・(力なく笑う」

「勤務地は東京がいいのね。なんで?」
「流行の最先端に触れたくて・・・地元だと好きな映画も演劇も漫画もなかなか・・・」
「それだけ?」
「あとはやっぱり・・・人との出会いが大きかったです。面白い人たちと沢山であえて刺激が貰えて・・・そういう人たちが集まってるのが東京なのかなと思って。そこが一番自分にとって重要なので・・」
「そっかー。まあでもさ、地方でも地方でしか得られない経験と出会いがあるわけじゃん。だから東京に絞ってとかは仕事の幅を狭めるだけだと思うよ。あ、もしかしてコレ?(笑)(小指立てる」
「いや・・・いないっす・・・」
「いつからいないの?」
「二年前からっすね・・・」
「ふーん、そっか(笑)」
「・・・(力なく笑う」
「あと君髪もっさいね。(笑)」
「そうっすね・・・(力なく笑う」
「何かポリシーとかあるの?」
「いや・・・全然切ります・・・」


中略
「営業に必要な物って何だと思う?」
「クライアントの要求を正しく理解することですかね・・・」
「うん、それも必要なことだけど、それ以外は?」
「メンタルの強さ、ですかね・・・」
「それももちろん大事だけど、ほにゃらら(何が大事って言ってたのか完全に忘れてしまった」
「なるほど・・・」
「君が営業でやっていってるビジョンが俺には全く見えないんだよなあ・・・」
「そうっすね・・・」
「んー、君の適性を活かせる仕事としてはSEが挙げられると思うんだよね。」
「そうなんですね」
「うん、だからまあSE募集してる会社いくつか紹介させてもらいます。」
「はい・・・」

と、まあこんな感じでした。
言ってることは全部本当だと思うし、これくらい言われても仕方ない。

でも心の底からウザかった・・・

不幸になってほしい。

ワイシャツの脇にめっちゃ黄色いシミがついてるのが印象的だった。

熱血+意地悪って感じだった。肉屋で働いてた時の最初の店長に似てた。俺みたいなヘタレは大っ嫌いなタイプ。体育会系。
まあ人材で働いてるんだもんね。。。
顔からしてマジで無理だった。。。爬虫顔の人苦手だ。。。

就活初期で選択肢から外したSEやれとか今更かよ。。。

新しい靴を買って、導かれるままにどこか遠い所へ行きたい・・・