甘い生活

ビューティフル・ヒューマン・ライフ

ストーカー短歌ストーリー

きっかけはweb限定のスニーカー僕と同じのを履いていたから

水玉のカーテンなんだ帰り際ニトリに寄って同じのを買おう

ポストから手を引っ込めて怪我をしてとっても可愛い傷痕になり

googleが言うマリちゃんはバドミントン県で準優勝したらしい

SNS生まれてくれてありがとう文明の利器どうもありがとう

風俗は行かんと決めてマリちゃんの母校の前に着いてしまった

僕だけが愛するマリの出身校警備の人すらまばゆい光

「ねえ何をしてるの?」「見守ってるんだよ」幼児に手を振る マリ元気そう

マリの手はとても白いね無垢という花言葉の花買って飾ろう

いつだって期待は裏切られるものでため息の白に意味は無かった

キスをするときは背伸びをするんだねそんな笑顔をマリ、するんだね

ラブホテルいつか入ってみたかった誰でもいいってわけじゃなかった

朝焼けのマリとユウヤの横顔がとても綺麗だ今日は帰ろう

君にさえ出会わなければ今頃はまともに生きていたんでしょうか

白い花マリに見立ててぐしゃぐしゃに食べても心はぐしゃぐしゃのまま

泣きながら自慰する今日も思い出の一ページとして保存されます

いつの日か愛されるという花束になれる 靴紐固く結んで