甘い生活

ビューティフル・ヒューマン・ライフ

YABAI一年女とBUZAMAな俺の会話劇をお楽しみください

一年生が、二年から入るゼミを考える時期に入った。
各教室ではゼミの紹介や、一年生との相談会を開かれた。
毎年人気のあるとあるゼミが来年度募集しないということもあって、恐らくそこから流れてきた一年生たちで教室は大盛況。

卒論の個人面談があるということで卒論を一ミリも書かないままゼミへ行ったらそんなことになっていて驚いた。先週聞いたはずなのにまるで覚えていなかった。卒論ができていないので面談もできなかった。

面談の待機時間に、来た一年の相談に乗るって感じだった。どうせなら女の子の相談に乗りたいなあって思ってた。

で、入学して以来一番じゃねえか!?と思うレベルで可愛い子が来た。黒髪セミロングで甘辛ファッションで細くて色白くて猫目で気取ってなくてっていう俺が一番好きなタイプの子。
めっちゃ話したかったけど面談から授業見学の時間に移ってしまってダメだった。
残念無念どうか入ってくれ。そうすれば二十周年パーティかどこかで出会える。結婚しよう。

5人くらい来た見るからに体育会系の連中は授業途中で帰った。二度と足を踏み入れんな。
脳筋が受け入れられる場所じゃねえんだ。「ここでしかやっていけそうにない」というのが選考基準のうちのゼミにお前らが合うはずがねえ。



そんな中、春にサークルの新歓の花見で話した一年生の女の子がやってきた。
顔はかわいいけどセックス教団のファンとか言ってて中二病でわけわからない所で急にキレ出したり収まったりして頭が完全にバグっているので面白かった。まともに相談に乗ってくれる先輩が周りにいないのか、3か月にいっぺんくらい俺にサークルや授業、ゼミ選びの相談をlineでしてきていたので、心優しい俺は逐一相談にクソ丁寧にじっくり乗ってあげていた。

会ったら相変わらず垢抜けない格好をしていた。

「おお~久しぶり」
「・・・?○○さんですか・・・?」
「うん、そうだよ」
「ああ、顔覚えてなくって・・・あとなんか髪切りました?」

前日に髪を切っていた。もうどうでもよくなって切っちゃって、今までの人生で二番目に短い。ちなみに一番は休学に弾みつけるために勢いでやった坊主。
春と比べると相当ギャップがあったと思う。

「うん昨日切ったよ」
「それ自分で切ったんですか?」
「違うよ~美容院だよ~^^;(イラッ」
「そうなんですか~」

中略

「てか新歓で観た映画、あれマジでクソでした。何が一番クソかって、ブスのヒロインがやたらちやほやされてて、え、何これ?みたいな。途中でサブイボ立ってきたんで帰りました。マジでゴミみたいな映画しかなくて気持ち悪くなりました(早口)」
「流石にそれは言い過ぎでしょ!笑 自主映画なんて基本そんなもんよ。まあ俺ももう行きづらくなっちゃってサークル行ってないけど」
「え、なんでですか?」
「いや~なんかいろいろあって」
「あれですか女の子に手を出したり?」
「いや~そこまではないけど例えば君と話してた事自体とかね、そういうところがもうアレだったな」
「ダッサ。そういうことばっかりしてたんでしょ?そこまで一年生の女に手を出したかったのかよ。誰でもいいんですか?そんなにセックスしたいんなら風俗にでも行けばいいじゃないですか(早口)」
「うるせーよ・・・そういえば春に誘った映画、家族と食事行くつって結局ブチったの、あれ嘘でしょ?笑」
「嘘ですよ母親が誕生日だってのはほんとでしたけど、あの映画本当に前から観たかったんですけど、金曜日で荷物多くて。
重い荷物持って○○さんと行くのと、一人で行くの天秤でかけたらこう(両手を天秤に見立てて右手が下がるジェスチャー)で」
「はっきりしてて清々しいね。結局一人で観に行ったわ」
寄生虫館とか誘ってきて、私のこと好きなんだとちょっと思ってました。行ってたらどうだったんですか?あわよくばとか思ってたんですか?」
「そんなん当たり前じゃん!」
「は?舐めんな。私ならイケるとか思ってんたんですか?マジダサい、性欲の塊かよ(めちゃ早口)」
「いきなり切れるなよ、あわよくばが無い男なんて基本居ないっしょ多分、てか全部セックスに結び付けるなよ・・・俺はただあったかい空気が欲しいだけなんだよ・・・」
「気持ちわる。え、てかなんで男を代表してるみたいな言い方するんですか?あなたは一体何なんですか?何様ですか?それそうじゃない男の人に対して失礼じゃないですか?(めちゃ早口)」
「いや別に男全員代表してとかそんなん思ってないけど」
「ああ~またやっちゃったスミマセン、私なんかいきなりスイッチ入っちゃうんですよ・・・やっちゃった・・・この前なんか入ってるサークルの男子にスイッチ入って、全員に中指立ててそのまま帰っちゃって・・・」
「お、おう」
「それでキャラが濃いってことで○キャンパス部長になっちゃって、そのままサークル行くの辞めました・・・あっおつかれ~~」

友人っぽい女の子が近くを通った。

「辞めるなよ、てか普通に友達いるんだね、正直全然いないと思ってたわ」
「ああ、あれはただのクラスメイトです 友達とは全然認識してないです」
「そうなの・・・大学入って友達できたの?」
「ああ~できました、四人?くらい。なんかお母さんみたいな子が一人いて、私バカなのでわからないこと全部教えてくれるんですよ・・・」
「その子との縁は切らないように頑張ったほうが良い、お前マジでやばいよ」
「はい・・・○○さんもヤバいと思いますけどね」
「わかってるよ・・・てか普段何してるの?」
「バイトとかしてますよ」
「へぇ~意外だ」
「かけもちでやってます、コンビニと、あとメイド喫茶・・・」
「マジかよ行くわ、それどこ?どこにあるの?」
「絶対に教えたくないです!」

まあこんな感じでしたね。
で話してる途中で「帰ります!」って言って帰ってった。lineは来るけど一生会うことないだろうな~楽しい思い出をありがとう。

さよならだけが人生だ。