甘い生活

ビューティフル・ヒューマン・ライフ

女の子との約束が反故になったのが今年で五人目です。ちょっと話を聞いてください。

あーあははっ!わろたわろた~wwwまた女の子と会う予定が消えそうだよ。

以下クソ情けないline。

「ごめんなさい、あした、お会いする日ですよね?本当に申し訳ないのですが、先約があったのをすっかり忘れていました、、
14時に新宿に行かなきゃいけなくて、、その前なら大丈夫なのですが厳しいですか?」

「その前でも大丈夫!いま予約するとこだったし。 12時からってことでいい?」

「12時からでもいいですが少しの時間しか会えませんが大丈夫ですか、、?」

「じゃあ別の日でも大丈夫、、?俺は今週空きまくってるから大体イケます!」


ここで返信が急に途絶えて焦ったので逃げ道を作った。


「ほかの日が微妙そうから、明日でも全然大丈夫ッス!」

「微妙そうなら!」


しばらくして


「すみません、ちょっとあわただしくて返信できてませんでした(;;)スケジュール見てみます!」

「押忍!」

そして今の時間になってもlineが返ってこない。


f:id:syrup15g:20150818233605j:plain


「押忍!」」が悪かったのか?この「押忍!」が悪かったのか?

今年に入って何度もこの展開を経験した。


まず一人目は春のサークルの新歓で誘ったFちゃん。新宿武蔵野館で一緒にロベールブレッソンのやさしい女を観に行くはずだったのが、
前日になって「親との食事」によってキャンセル。
その後トチ狂って「寄生虫館」に誘ったことにより死亡。

二人目はサークルの後輩のUちゃん。

まず軽い気持ちでメシに誘い、快諾される。

一緒にメシ食いに行った後に、俺が散歩をしまくってた時に見つけた、夜景の見える素敵な公園で二人で2時間くらいおしゃべりして盛り上がったり、
極めてナチュラルに車道側を歩いてナイスな心意気を見せたりした結果、天使と見まごうようなプリティな笑顔を俺に見せて帰ったUちゃん。
公園に居た時に「今度は喫茶店で茶でもシバこう」という約束を取り付けていたが、「ゼミが忙しい」とのことでキャンセルに。

サークル内で強い発言権を持つ、顔が怖い後輩が狙っていたこともあって早めに身を引くことにした。
正直Uちゃんには少し惹かれつつあったが一回断られて冷静になり、その後輩に嫌われたくないという方がデカくなってしまった。
その後、結局全てその後輩にバレて、俺がクソみたいな謝罪をしたので完全に嫌われた。

その他の後輩連中からも白い目で見られることに。知らない一年生が俺を見て嫌そうな顔をしたのが凄く悲しかった。

Uちゃんにも諸々伝わったみたいだったので「なんか色々ゴメン。。」と謝ったら、笑って
「他の人が勝手に騒いでるだけなので気にしないでください」と言っていた。
良い子だなと思ったけど、それ以上にもうちょっかい出すの止めようという気持ちの方が強かった。

結局サークルの一部の後輩から口きかれなくなっただけだった。中途半端な行動力の結末。

三人目は友達のセフレ(?)のAちゃん。

友人に連れられて、バイト先の後輩というAちゃんとYちゃんと飲みをすることになり、そこそこ意気投合。
更にAちゃんの家で宅飲みをする。Aちゃんが口を付けた飲み物を俺に飲ませてきて若干勃起。体をくっつけてきて完全に勃起。

後日「制服ディズニー」にAちゃんYちゃんと、何故か俺の全く知らない男と俺、という組み合わせで行かないかと誘われる。
制服ディズニーなんて機会もう一生無いだろうと思って快諾。
Aちゃんはケツが軽そうだったので、「これはもしかすると俺を、、?」なんて考えてた。友達と穴兄弟はやだなあとか、捕らぬ狸の皮算用をした。

学ランはカビてもう捨てた、という母親からの悲しい知らせを聞いた直後に「忙しくなった」とのことでキャンセル。
「いつ暇~?」と聞かれたので空いてる日を答えるも、返信が途絶えて一か月。

四人目はNちゃん。昔一緒に映画制作をやった仲。飲みに誘った結果「久しぶりに話したい!」と言われてテンションが上がる。
しかし、「後で日程送るね!」と言われてから約一週間連絡来ず。

五人目が今日のTちゃんだ。

これを読んでいる人の中に「おめえ色々チャンスあるじゃねえか自虐風自慢かよ死ね」と思った人がいたら言いたい。

お前に女の知り合いは一人もいないのか?
お前はまず「誘う」という行動を取ったか?女をメシに誘うくらい童貞の俺でも出来んだ。
重要なのはその先だろ?
色々やった上で結果に結びつかないこの俺の気持ちがわかるか?


俺が今までの人生で人に言われて一番傷ついた言葉は
「お前の中途半端な行動力がウザい。オナニーだろ。」
だ。


大学一年生の時。自主映画サークルの連中で学生映画祭に行った時、映画監督への質問コーナーがあった。
俺はとにかく何か質問をしなければと思った。何でもいいから凄い人に質問をすることで、自分の殻を少しでも破りたかった。

俺の質問内容は結局、「自分の中のもやもやが上手く形に出来ませんどうすればいいですか」というオソマツな内容だった。
監督は「撮るしかないんじゃない」みたいなことを言っていた。「わかりました」としか答えることが出来なかった。

その後同期の友人に前述の言葉を吐かれた。俺は泣きそうになって、何も答えることが出来なかった。

自分が目を背けていた現実。完全に図星だった。

今だって結局同じだ。女の子をいくら誘ったって、誘われたって、結局彼女たちの元に辿り着くことが出来ない。殻が破れない。どうすりゃいいんだよ。

友人の言葉が頭の中でリフレインする。

就職活動だって最初はめちゃくちゃ行きたい会社があったからインターン行ってOB訪問して積極的にアピールして、でも落とされて。妥協して他受けて、でも落とされて。やる気無くなって。なんもしたくねえってなって、だから女の子に逃げ込もうとしたけどそれもダメで。

自己憐憫がヤバ過ぎてシラフなのに泣きそうになってきた。

初めの勢いだけはいつだっていい。このブログだって、仕組みは良くわかんねーけど始めて三週間程度で注目のブログだ。
昨日の閲覧数は1,500を超えた。ちょっと前まで100付近をうろちょろしてたってのに。

それだっていつまで続くかわからない。

昨日の記事みたいな、キャッチーなタイトルを付けられるエピソードなんて他にもいくらでもあるけど、今日は書く気分になれなかった。

注目のブログになったって、それがなんだって言うんだよ。それで彼女が出来るのかよ。内定が貰えるのかよ。

俺の中途半端な行動力が何を生み出すって言うんだよ。

とにかく沢山の人に見てもらえるありがたい環境がある以上、俺は書くしかない。それくらいでしか今は心が保てない。
心がヒリヒリしてキーボードを叩く手が震える。

抱きしめて欲しい。大丈夫だよって言ってほしい。早くここから抜け出したい。


今日の短歌

「プライドはもう無くなった」へらへらと笑って握りこぶしが痛い