甘い生活

ビューティフル・ヒューマン・ライフ

もう待ちません

ティンダーで知り合った女の子と出会った。

阿佐ヶ谷に住んでるということで、仕事終わりに駅前の喫茶店で落ち合った。

ずっとNEWSの増田の素晴らしさ、好き過ぎて辛いという話が続いた。
途中までは頭のおかしいジャニオタの心理が見れて楽しかったけど、居酒屋でもその話ばかりだったので
それなりに頭のおかしい俺も流石に辟易としますよね。
このままだと普通の恋愛ができないと思って、安全そうな俺を選んだらしい。なんだよそれ。
ジャニオタは目の前の現実の男すらも見えてないんだろうなと思ってビール二杯グイッと飲み干し、
あー聞き役に徹して時間の無駄だったとイライラしてきて俺も最近のことを全部喋った。
で、帰り道。
「ジャニーズの話とかずっとしてて流石に引いたでしょ笑」
「ははは笑」
「でも私言うても結構ちょろいんだけどね…」
「ちょろいんだったらうち来なよ。笑」
「えー、でも彼女いるんでしょ?」
「それはそれ、これはこれ。ジャニオタだけど彼氏がいる人と一緒だよ」
「えーでも…彼女に悪いし…」
女が言い訳が欲しい、という話を思い出した。
「いいじゃん。俺が全部悪いんだし、君は別に何も考える必要ないよ」
「んー…」
そんな押し問答を続けながら俺の部屋へ。

ずっと自分の口に手を塞がれてキスもできなかった。
代わりに他の所にチューしまくった。
おっぱいが柔らかかった。
顔はあんま可愛くないけど、肌が白くて綺麗な子はすごくいい。
匂いもよかった。
石鹸のナチュラルな匂いとかより、
普通にべた甘な匂いのほうが女の子って感じがして俺は好きだ。

ちんこ入れたりできなかったけど、正直ゆきちゃんとセックスしたときより良かった。
家近いし、セフレにできたら最高なんだけど。
「やっぱり女の子はセックスしたらちょっと相手のこと好きになるよ」
ってめんどくさいこと言ってたんで、まあ無理だろうなあ。
でも、
「そんなにかっこいいのに5年もほとんど女の子としてないって本当にもったいない。もっと遊びなよ」
って言われたのは少しうれしかった。じゃあちんこ入れさせろよとも思った。
ちんこ入れられたり、キスされて好きになるってどういうことなんだろうか。

とりあえず彼女と上手くいってないことを伝えて、適当に誘っている。

ゆきちゃんからは徐々にフェードアウトしていくつもり。
女子大生のりほちゃんとはまた会うことになってる。
これから他の感情が出てくるかもしれない、という期待ができない以上、
言ってしまえば、セックスしたい以外の感情が持てない。
やっぱり寂しさを持て余してる系の女の子と付き合っても無理だ。
めんどくささが勝ちすぎる。共依存なんて死んでもしたくねえ。
仕事と同じだ。無理なもんはずっと無理だし、面白いと思えたら多少しんどくても大丈夫だ。
先のことを考えすぎて決めようとすると、真っ先にダメになって身動きが取れなくなる。
思うがままに突き進むほうが俺の性に合っている。
死ぬまでそれでいい。

家の前のバーで店長の女の人に現状を伝えたら、女の子を紹介してもらえることになり、
来週一緒に飲むことになった。ノリがいい女の子ということなので楽しみだ。
一人飲みの女の子が多い近所の飲み屋も教えてもらえた。

すんげえ気持ちいいセックスがしてみたい。
一緒に居て楽しい女の子と付き合いたい。
動いて、掴みにいくしかないでしょう。