甘い生活

ビューティフル・ヒューマン・ライフ

りほちゃんがFカップだった。

終わらない仕事を切り上げ、待ち合わせに向かう。新宿東口ドンキ前22時、今日で一発キメたいぜ。
約2週間ぶりに会ったりほちゃんを見て、「あれ?もうちょい可愛くなかったっけ?」と思ってしまった。
盛れた画像で3回ぐらいFINISHしたことによる弊害か。
というわけでビール1杯180円、サワー1杯220円の激安居酒屋「めだか」へ向かう。これなら奢りでもダメージは少ないでしょ。
と思いきや、りほちゃんが「ビールもサワーも飲めない」とか言い出す。俺、平静を装いつつ財布の中身を確認。まあなんとかイケる。
つーわけで飲む。と言っても話すことがない…何を話していたのかが今思い出せない。コンドームより薄い話をしていたと思う。
「そっちから誘ってきたのに飲むの遅い!」って言われてしまった。おっぱいで気もそぞろ。もうそろそろどう?なんて言えるわけもない。
「あのさぁ…絶対引かれると思うんだけど…」
「なになに?」
「いやー、やっぱやめた笑」
「えーなになに!気になるんだけど!」
「うーん、いやでも絶対怒るよ」
「そこまで言って言わないのひきょうだよ!」
「えー、じゃあ怒らない?」
「絶対怒らない!」
「…おっぱい何カップ?」
「何それ笑 じゃあ当ててみて」
「Cでしょ」
「違いまーす」
「B!」
「全然ちがう」
「えっ?D?」
「ちがう」
「E」
「ちがう」
「えっ…F?」
「うん」
「えっ、F!?」
予想よりおっぱいがデカすぎて、騒がしい店内ですら響き渡るようなデカい声を出してしまった。
「そうだよ」
「えっ、その服装だと逆に目立たなさすぎじゃない?」
「当たり前でしょ笑」
「ほんとにFなの?」
「そうだよ、ほら」
りほちゃんは着ていたニットを引っ張って胸の形を強調させてくれた。デ、デカい…。おちんちんに電流が走る。
「でっか…」
「笑」
俺、手を伸ばす。ギリギリのところで手をはたかれる。届きそうで届かない。それがおっぱいだ。
そのあとは普通に帰った。「月収15万で奢るの厳しいよ~」って言ったら「じゃあ今度は割り勘ね」だって。情けねえけどこれがリアルだ。
だいぶ酔ったふりをしてりほちゃんに寄りかかった。一回だけ肘におっぱいが当たってうれしかった。
肩も抱けた。りほちゃんは友達と会うだかで家に帰った。
りほちゃんは身持ちが堅い。彼氏以外とセックスしたことないって言ってたから、先が難しい。
今日は夕方、ゆきちゃんと映画を観に行く。営業で支店のMVPを取ったゆきちゃんはビールもガンガン飲めるし、趣味も合う。
安心がもらえる。俺の部屋ですげえいびきかいてたし。
りほちゃんはおっぱいがでかい。今LINEが来ただけで勃起してしまった。
頭を抱えてしまう。