甘い生活

ビューティフル・ヒューマン・ライフ

ちゃんとしたい

昨日、12月に紹介してもらった女の子(以下Fさん)と会ってきた。
紹介してくれた女友達(以下K)と三人で。
「笑った顔とか仕草がすごい可愛かった、、」という気色悪いライン誤爆をしてから二か月。

先月、KとFさんが会うということを聞いて、「Fさんに申し訳なかったと伝えてほしい」とKに頼んだ。
Kがそれを伝えたところ、Fさんは「なんで謝るの?」という状態だったそう。
むしろ俺が可愛かったということを話していたらしい。「なんなら私から連絡しようかな」という感じ。

それをKが俺に教えてくれた「押せばまだまだ分からないよ!」と。
だから俺から連絡した。
「二人だと私が緊張しちゃうから」ということでまた三人で会うことになった。
ここだけ聞くといかにも脈ありそうだけど、俺とKがかなり仲良いことをFさんは知っているから、
紹介してもらった手前邪険にはできない、という可能性は全然ある。
lineが割と淡泊な感じだし。

で、研修で関西方面に行っていたから2月になった。1月中に会って話したかった。
研修中ずっと早く帰りたくて辛かった。

二か月ぶりのFさんは相変わらずめちゃくちゃ可愛い。
で、ぜんぜん上手く話せないの、これが。
会話のキャッチボールが全くできなかった。街中を歩いていてもKとFさん二人の会話の方が多かった。

積み上げた張りぼての経験は、相手に本当によく思われたい、という気持ちでいとも簡単に崩れ去る。
自分のことを一方的に話すだけのスタイルをこの歳まで続けてしまった。

滲み出る劣等感を押し殺した。一流大学から有名企業に入ったFさん、かたやうだうだ言ってた俺。
Fさんと出会って、就活ちゃんとやればよかったって本当に心の底から思った。
相手がどう思うかじゃなくて、引け目を感じる自分自身が嫌だ。

今本気で公務員を目指すか悩んでいる。頑張るための目標がほしい。少しでもFさんに追いつきたい。
頑張ったという感触がほしい。
ちゃんとした人になりたい。安定がほしい。一緒に居れる時間を作りたい。もっと給料がほしい。

でも、遊んだり飲んだりしてて本当に楽しかった。
一緒に居ると楽しいし、可愛いと思うから辛くなる。今の俺じゃ付き合えないだろうなと思ってしまう。
Kさんは俺と会ってからも同僚から男を紹介してもらったらしい。
黒くてガタイが良くて全然タイプじゃなかったそうだ。俺はその正反対だから少し安心した。
自分が金を持ってるアピールがすごかったらしくて、嫌ったらしくてすぐに切ったそうだ。
でもその人とは二人で会ったらしいから、そっか、、、って少し思った。

三人で手相占いをした。Kについて的確に当ててきたこと、最近気管支炎を患わせた俺に
気管支が弱いとドンピシャで当ててきたから、かなり信ぴょう性がある占い師だった。

Fさんが「自分が好きな人より、自分を好きな人と一緒になったほうが良い」と言われていた。
じゃあ俺と!と言いたかった。

Fさんの指は細くて綺麗だった。
「わあ○○くんの手細いね!」と言われたけど上手く返せなくて、
「あっ、え、いえFさんの手も細いですね」
「気使わせちゃった~笑」
みたいな感じになってしまった。

その後カラオケに行った。ミスチル箒星ceroのorphansは良かったと思う。
星野源のくだらない中にを入れようと思ったが、「あなたのものになりたいんだ」という歌詞があるからやめた。
なのに名もなき詩を入れてしまったのは失敗だった気がする。
本当は選曲なんて、よっぽどキモいのじゃなければどうでもいいことを知っている。

FさんはYUKIアリプロローゼンメイデンの主題歌を歌っていた。変に恥ずかしがらないで真剣に歌ってて
いいな~と思った。

別れた電車の中で早々にFさんとKからラインが来た。
Fさんは「今日もありがとうございました!とっても楽しかったですー!」
Kからは「今日40点」
だった。
「俺もすごく楽しかったです~!また今度遊びに行けたら嬉しいです!」
「次はK提案の脱出ゲームいきましょうー!」
「ぜひぜひ!行ったことないので楽しみにしてます~」
「わたしも楽しみにしております!」

こんな感じで、ここで返すのをやめてしまった。
Fさんはライン無精と聞いていて、メールやラインにトラウマがあるから、
どうしても続けるのが怖くて、向こうから切られるのが怖い。
Kからは「私が振った話にちゃんと入ってこなきゃだめ」
「相手に気を遣わせる空間を作らないようにしなきゃ」と説教を受けた。

本当にその通りだった。ちゃんと話そうと思った途端に言葉が出てこなくなるのがもどかしい。
次はKとFさんの共通の友達の、コミュ力が高い躁鬱の男の人と四人で遊ぶことになった。
Kはその男の人を手本にしろと言っていた。学びたい。

ともかくFさんとまた会えることになって嬉しい。反面、二人きりで会える日は来るのだろうかと心配になる。
Fさんにとって尊敬してもらえる部分を作らなくてはならない。そのためには明日からの仕事をしてしっかりお金を稼ぐ。
そして目標を立てて頑張る。実行する。それしかない。

早くまた会いたい。