甘い生活

ビューティフル・ヒューマン・ライフ

小3の時クラスの女の子にボコられて号泣した話

クラスメイトの女の子であるかおりちゃん(仮名)はクラスでは特に目立つわけでも地味な訳でもなく普通の女の子だったが、「ひみつノート」を隠し持っていた。
友人のタケシ(本名)他数名と共謀し、そのひみつノートをまわし読みした。最低である。
ちなみに内容は覚えていない。

一番最後、俺が見ている時に運悪くかおりちゃんがクラスに戻ってきてしまった。
俺は焦った。焦ったけど逃げ場はない。普段から「くさいかおり!くさいかおり!」みたいな幼稚な煽りをしていたことも相まってかおりちゃんの怒りは大爆発した。

かおりちゃんは泣きながら俺の髪を引っ張ってきた。痛かった。痛かったが自分が一方的に悪いことは自覚していたので何も抵抗出来ず、にやにや笑いを浮かべるしかできなかった。
殴られる。痛い。
蹴られる。痛い。
つねられる。痛い。
また蹴られる。痛い。
髪を引っ張られる。痛い痛い痛い痛い
またつねられる。
もうそろそろ終わるだろ、、そんな願いもむなしくまた殴られる。痛い。
意地で作ったにやにや笑いが消えていく。
またまた蹴られる。
蹴りがみぞおちを直撃して俺はついに崩れ落ち、号泣した。
しかしそれでもかおりちゃんの怒りは収まらない!
ひっかき攻撃などバラエティに富んだ攻撃を次々と俺にヒットさせていった。殴るも殴られるも、もー涙でぐちゃぐちゃ。
成長した今なら女の子に一方的に暴力を振るわれることで多少は快感を得られたりもするだろうが、当時の俺はマゾなんて言葉もオナニーすらも知らないイノセントなガリガリモゴモゴビーバー(当時のあだ名)。
さっきまで俺と一緒にノートを見ていたタケシたちは俺がボコボコになる姿を見て笑っていた。

授業開始のチャイムが鳴る頃かおりちゃんの怒りも収まったが、かおりちゃんが俺をボコボコにしている姿を見逃した担任は、うずくまっている俺になぜ泣いているのかをたずねた。
俺は「タケシに笑われたのが悔しかったから、、」と答えた。俺の精一杯の言い訳だった。

本当はただ単純に暴力に耐えきれなかったことと、女の子にボコボコにされている自分が悲しくて泣いたのだった、、

ちなみに1年後、タケシと俺は小さな小競り合いの末に担任に全力ビンタを喰らった上、涙目の状態で下駄箱の前に立たされるという屈辱的な仕打ちを受けることになる、、


悪いことは倍返しされるのが、この世の常なのである、、