甘い生活

ビューティフル・ヒューマン・ライフ

トンビ飛べなかった

一億光年ぶりに面接に行った。何も準備しなかった。その時思ったことを答えた。
「本に興味のないパーティーピープルに本を買わせるにはどうすればいいのか」という質問に詰まった。
「彼らはお酒が大好きなので居酒屋と書店でコラボしてみるとかですかね」
クソみたいな案しか浮かばなかった。
流れでブログの話になって、何を書いてるか聞かれて、「日記とかですけど好きなことまとめたりもしてます辛い時聴く曲ベスト10とかまとめて書いたりしてます」って答えたらみんな笑ってた。
一ミリも緊張しなかった。落ちたわ。

喫茶店に行って火花と九月の四分の一を読了。
九月の四分の一はさらっと読めた。痛い青春とそれを眺める歳を取った自分、みたいな構図がなかなかグッとくる。
作者である大崎善生は学生時代将棋にハマってたら将棋の人に声かけられてそのまま将棋雑誌の編集になったらしい。少女漫画にハマってた時期もあったりと、囲碁が好きで少女漫画も好きな自分と被るので後を追うようにこの人の本を漁っている。俺も囲碁雑誌の編集とかできたら良かったんだけどな。どこもかしこも人が足りてるらしい。自分のやっていたことが地続きになっていくとは限らない。

ちなみにこんなところでくらいしか自慢できないけどインターネット対局サイトで八段なんですよ・・・これって凄くないですか・・・?囲碁八段ですよ・・・囲碁八段の響きヤバくないですか・・・?誰も褒めてくれないからここで自慢する・・・

>>人は一度巡り合った人と二度と別れることは出来ない。なぜなら人間には記憶という能力があり、否が応にも記憶と共に現在を生きているからである。 大崎善生 「パイロットフィッシュ」<<

綺麗な文章や。次はこれを読む。

火花はそこそこ良かった。神谷先輩の「共感至上主義はクソ」みたいなことを言うセリフが沁みた。

家のドアの前で鍵が無いことに気づいた。喫茶店に電話したら幸い拾われていたので急いで取りに向かった。無駄な往復になるのが嫌だったので駅前の西友で納豆と梅干を買った。こんなことばかりでつかれた。

明日は説明会終わりに新宿テアトルで黒沢清の岸辺の旅を観る。舞台挨拶の回のチケットは取れなかったけど楽しみだ。出演者といい期待しかしてないんでマジいい映画頼む