甘い生活

ビューティフル・ヒューマン・ライフ

自分に認められたい

ブログの2000文字だったら、腐った果物を握った時に出てくる汁がしたたり落ちるような速さで容易に書けるのに、
当社を志望した理由を200~300字以内に書いてください、という問いに対して頭を抱えて、こうして5時間も現実逃避をしている。


最近また体毛が濃くなってきた。髭もすぐに伸びる。一昨年くらいまでは「学ラン着りゃ高校生で通るぜ!」なんて思っていたけど、鏡に映っている腑抜けた顔の自分はしっかり20代の顔で、もう若さという甘えが段々通じなくなってきたことに心底恐怖を感じる。

ここからなだれ落ちるように年を取っていくんだろう。


あてどもなくネットサーフィンをしていると、かすかな、自己実現という夢の残骸が残された、最後に更新されて5年以上経ったホームページやブログを見つけたりするので、戯れに読んでみたりする。
彼らは今何を考えて生きているんだろう。
才能のかけらも見当たらない、承認欲求に覆いつくされた凡人のつまらない詩や音楽を読んで聴いて心底寒気がする、吐き気がする。キモチワルイ。
と同時に自分自身こうしてブログを書いていることが村上龍に言われるまでもなくキモチワルイということをはっきり自覚させられる。

誰かに認められたい気持ちは確かに大きい。でも、本当に認めてもらいたいのは自分自身にだ。ずっとそうだった。