はてなブログを始めて三週間、注目のブログに入ってびっくりした。
昨日書いたあたりでもういい加減、露悪的過ぎるんじゃないかと思って朝起きてから自己嫌悪で吐きそうになってたけど、
とにかく俺は隠さず全部ブチ撒けることくらいしか出来ないんだからもういいや。全部書くわ。吐くわ。
その日は2011年12月18日。なぜ覚えているのかというと、FIFAワールドカップの決勝、バルセロナ対サントス戦を観たから。
ググったらこの日だった。
ネイマールが絶対王者相手にどれだけやれるかワクワクしている時、一通のメールが来た。サークルの同期の女だ。以下Sと呼ぶことにする。
「今から部屋行っていい?一緒にチャイ語の勉強しない?」
これが長澤まさみなら光の速さで部屋から飛び出して一目散にコンドームでも買いに行ってるところだった。
しかしSは残念ながら俺の心の琴線に一ミリも触れることの無いブスだったので、丁重にお断りすることにした。
ちなみに周りの奴らからは、Sは「普通」という評価だった。俺は初対面の時から何となく好きになれなかった。
今思えばSの危険性を察知していたんじゃないかと思う。
以下メールの内容 大体こんな感じだった
「ごめん今からサッカー見るから無理だわ」
「なんでー!!!いいじゃん私一人で勉強してるから」
「いやいいよ、ごめん今日はマジで無理」
「えー!もう今から行くね!」
「わかった、、サッカー観てるけどそれでもいいなら、、ビール一本おごって」
「りょー!」
お互いの住む部屋もかなり近かかったし、「今から行くね」と言われたのを無理に断るのもめんどくさかったので諦めた。
かくして、当時はまだその牙を隠していたSが俺の部屋に来ることになった。
Sが部屋に来て、ビールの他にもいくつか酒を買って来てくれてたので遠慮なくグビグビ飲んだ。で、遠慮なくサッカーを観た。
Sは中国語の教科書を取り出し眺めていた。
試合が一方的な展開になって来た辺りで、Sが「勉強飽きた、、、サッカーつまんないーねむいー」とかほざいた。
俺はサッカーに集中したかったのでシカトした。
うぜえ、、でもこれまさかセック、、いやいやとか考えてた。
試合が終わってからは趣味のネットゲームにしばらく没頭した。Sは放置した。
そんなこんなで寝ることになった。自分が少しでもやさしいきもちを持てる女の子だったらベッドを貸したんだけど、床に寝せた。
無理やり泊まりに来たブスにベッドを貸すほど俺の度量は大きくなかった。仕方ないから枕と毛布は貸した。
電気を消して、明け方まで普通におしゃべりした。他愛も無い話をして楽しかった記憶がある。
相手がブスとは言え女子と自分の部屋で二人きりで話すなんて俺成長したなーとか思ってた。
朝。起きたらSが横にいた。ファッ!!!???
しかし、いかんせん興奮してしまっている自分に気づく。
こいつにも穴はあるんだよな、、と。
30分位の葛藤。
悪魔「顔なんてどーだっていいじゃん!!!とりあえずヤッちゃおうよー。こいつだって絶対その気だよー。ほらほらお前の股間が今にも泣き出しそうだよ?」
天使「いやダメだ!いかんせんブス過ぎる!絶対後で後悔する!マジでやめとけ!お前I’sのイチタカの漢気を思い出せよ!初めては好きな女とだろ!」
悪魔が勝った。俺はにじり寄った。
寝返りを打つS。目が少しだけ合う。
その瞬間。
全身の血がサーっと引くように俺の中の悪魔が去って行った。
俺はその目が合った時のSの顔を今でもはっきりと覚えている。一言で言うなら「恐怖」だ。
感情が無くなった、空洞みたいな目。
得体の知れない、触れちゃいけないナニカを感じた。
これはやばい!!!と俺は瞬時に判断し、目が合った瞬間に寝たフリをし、慎重に寝返りを打って、おもむろに携帯でエロ動画を漁った。
今朝はこれでイこう、と。
風呂場へ向かい、音量レベル1の動画で静かにヌいた。そしてクソしてシャワーを浴びた。
もう、Sとヤろうなんて気持ちは一ミリも起きなかった。異様に清々しい気分だった。俺は勝ったぞ、と。
「おっしゃ学校行くぞ!!!」とSを無理やりたたき起こした。
「えー、まだねてようよー。がっこういきたくなぁい、、」
「うるせえ今日テストだろ行くぞ」
「えー、、、」
こんな感じで無理やり大学へ連れ出した。
しばらく一緒、その上会話までしなければならないのが苦痛過ぎたので、ipodで耳を塞いであからさまにわかる態度で拒絶した。
大学に着いて、本当は向かう方向が一緒だったけど、「俺図書館に用事あるわ」と言って別れた。
それ以来サークルでSと顔を合わせてもあまり積極的にかかわらないようにした。
そうなるともう全部ダメだった。スネ毛の処理が甘くてスネにイチゴみたいに黒いぷつぷつがあったこととか、卑屈な笑い方とか。
そして後日重大な事実を知ることになった。
同期で童貞のNが、Sに童貞を奪われてしまった。しかもゴム無し。
Sは、Nを酔わせてベロベロして判断力を鈍らせてから、「服の着せ替えっこ」とかいう何ともアホらしい切り口で服を脱がせることに成功し、押し倒したという。もはや逆レイプだった。
その事実を聞いたのはファミレスの中でだったが、あまりにも衝撃的過ぎて椅子から転げ落ちてしまった。
Nはアフターピル代5000円を支払った後、人間不信と自己嫌悪に陥り、しばらくサークルに来なかった。
結局ヤってしまったNにも問題はあるかもしれない。でも俺は童貞の心を弄ぶSが許せなくなった。
俺がSに対して気に食わなかったのはまずブスだということと、それから自分がビッチなのを隠していることだ。
ビッチならビッチで隠さずに堂々としていれば良い。それを隠してあたかも清らかな人間かの様に振る舞うなよ。
それからしばらく過ぎ、Nがようやくサークルに復帰し、皆で飲みに行った時のこと。二次会のカラオケで妙に盛り上がってる部屋があった。
入ると、上半身裸の男性陣が叫び狂っていた。
Nが、「Sとヤッちまった!!!」と絶叫していた。
それまでその事実を知っていたのは俺ともう一人位だった。あんなに隠していたのに、人間ここまで開き直れるものかと驚いた。
しかし更に、部長のFが「僕もーーー!!!!」と言っていたのには腰を抜かした。
もう全員大爆笑だった。
他にもヤッてる奴とか、先輩がヤッたのを聞いたとか、俺と同じで向こうからベッド入ったけど拒んだとか、次から次へとSのビッチっぷりが暴露されていった。
でもSはサークルクラッシャーにはなれなかった。ちょっと穴兄弟が出来たからと言って崩れる俺らの仲じゃ無かったから。
あの時皆で歌った銀杏BOYZのメス豚の一体感を、俺は一生忘れない。そして今でも思う。本当に、ヤらなくてよかった、、、
今日の短歌
傑作を画策してあくせくしてる俺ただセックスしてみたいだけ