道端に唐辛子が落ちていたので拾った。その日は珍しく雪の降る日で、雪道に白の中に唐辛子の赤が映えて、ただでさえ何もない道に余計に目立っていた。俺はその何の変哲もない唐辛子を数秒眺めた後に放り投げた。 一瞬気を失った。気づくと、また道に唐辛子が…
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