甘い生活

ビューティフル・ヒューマン・ライフ

奢られの流儀

昨日2回目の女の人と会ってきたんだけどさ、
奢る奢られ問題ってあるじゃん。
別に全然奢るけど、気持ちよく奢らせて欲しいんだよな。

なんかすごい不快だった。節目がちに「あ、いいんですか…?」みたいな態度。

奢られる気100%なのが卑屈に滲み出てる感じ。
もっとスカッとした気持ちにさせてくれよ。
せめて札出すとこまではやってくれよ。それがロールプレイってやつだよ。

20代前半ならまだ許されるけど、あなた30超えてるでしょう?
まあ三十路超えてアプリやってる地雷同士なんでしゃーないっすかね。

目黒川と今年最初のセックス

中目黒住み33歳Aさんとスペインバルへ。

仕事プライベート色々悩んでいて連絡滞ってたなか、「またご飯行きたいです」のストレートな打診が仕事で久々によくないミスをして凹んでる心に沁みて再会。

他にも何人か会ったけど、心が動かなかった。もう一度会いたいと思ったのが俺だけだったから、ここは恥を捨てて連絡をしようと思ったとのこと。

俺にもそんな風に思ってくれる人がいるんだな、と素直に嬉しい気持ちになった。

ご飯を終え、二軒目はAさんが気になっていたちょいと賑やかなイタリアンでささっと一杯飲んで、三軒目は俺が大のお気に入りのバーへ。

中目黒というとかなりスカしたバーテンがいそうなイメージだが、ここはいい感じの店内と雰囲気を持ちつつも、店主は気のいいおっちゃんという神のバランスを持っており、しかも高くない。ここは誰にも教えたくない。

数杯飲む。店を出て帰る流れになるが、中目黒に直行ではなくちょっと歩いて目黒に行きたい、とAさんの部屋の方向に促す。

目黒川沿いを歩く。
「私、酔うとだる絡みしちゃう癖があって。」
「全然いいっすよ、絡んじゃって笑」
「手、繋いでもいいですか?」

そこには少し緊張した面持ちのAさんの表情があった。

「いいですよ」と手を繋ぐ。
かつてならここでフルボッキだが、8割ぐらい立ち上がりかけて少し抑える。

「ヤリモクとかじゃないんですけど、今日帰りたくなくて…泊まってもいいですか?」
「え、いいですよ、部屋片付いてないかもですが!」

一回抱いて相性確かめたい。中目黒家賃10万超えの部屋を拝見したい。なんでも許してくれそうなAさんに全力で甘えたい。おっぱい舐めたい。

部屋に着く、外観からしてめちゃくちゃ綺麗…
部屋は広くはないがなるほどこれが稼ぎのいい独身女性のリアルな一室…!

コンビニで下着を買い、シャワーを浴びネットフリックスを観て、就寝そしてキス。

おっぱいはもうそれは見事なGカップ。素晴らしい。
でもなぜだろう爆発的な興奮がない。最近少しメンタル系のお薬を飲んでいて精力が足らないのだろうか。

おちんちんの勃ち具合が良くなかった。
お薬の影響もあると思うが、直近フラれた元カノに「ちんこ小さい」と言われたのは割とトラウマになっていると思う。

「俺、結構小さいかも」という情けない独白に
「可愛い」と言ってくれるその心意気が元カノにも欲しかったと思う。

ゴム買うの忘れた、と思ったがAさんが元彼と使っていたゴムが2枚残っていてことなきを得る。少しゴム持ってるのもリアルだなと思った。

挿入はうまくいかなかったけど、目をつぶっておっぱいを舐めている間の充足感は確かだった。

次の日ご飯行って解散。
LINEで「また会いたい」と言ってくれて、また会おうとは思ってるけど、どうしようかなと思っている。

三十路、狂う

毎日毎日マッチングアプリばっか見てまたいつも通りの日常で特に目的も目標もなく生きている。
ダントツで一番会いたかった人をメッセージの誤送信によってブロックされてからハリボテのモテ期は一気に瓦解した。

俺の碁が打ってる姿を見たい、と言ってくれる奇特な人はいるにはいるが…心とちんぽに火が付かねえ。

さっきは「みかん」とかいうふざけた名前の31歳涼森れむ似の女に謎のブロックをかまされた

ハァ!?俺はいいね600超えの男やぞ????
↑こういう冗談をね、毎回真に受けられるんすよ。
いやいやいや、わかってくれよこの回りくどい卑下を。
冗談に決まってんだろボケが。いいねの数なんて何の意味もねえよカス。あ?殴るぞ?

あーちんぽ!ちんぽ!ちんぽ!ちんぽ!ちんぽ!
なんだよ「すもも」だの「おこめ」だの。
こいつら舐めてんのか?
マッチングアプリは『戦場』なんだよ。

三十路超えて「あーちゃん」じゃねえんだよ。てめえはもうちゃん付けで呼称できる歳を超えていることを自覚しろ。

ちんぽちんぽちんぽちんぽ!ソイヤソイヤソイヤソイヤソイヤ!

俺を支えているのは多少の性欲と物欲と当てのない希望。生きているってなんだろう?生きてるってなあに?

comoliのフットボールtとデニムワークジャケットをメルカリで落とそう。
今週末からペアーズも始めよう。
どこまでもどこまでも進んで進んで少し反省して進んで進んでもがいてもがいて仕事して生きて生きて生きて生き抜く

マッチングアプリ2ndシーズン 第一話

彼女に振られた俺は、頬にできた粉瘤を無事手術で切除し、
2月10日よりマッチングアプリ2ndシーズンに挑んだ。

以下、会った中で良かった人の感想である。

▼Aさん 33歳 イベント企画営業 中目黒在住 
3年半と一番長く付き合った元カレはフリーターの夢追い人のため、ダメンズには抵抗無し。
顔は普通。前職が制作会社ADで激務だったためか、お肌の曲がり角感がある。
1回目の恵比寿のデートで遅めのバレンタインデーチョコを貰い少し感動。
パッと見わからない服を着ているが、多分おっぱいは大きい。
趣味は美味しいお店めぐりと酒で、常に良い覚ましの薬を常備している。
昨日2回目のデートをし、酔っぱらって寝たり「甘えたは大丈夫ですか」と聞いたりと
醜態をさらしまくるも、「大丈夫。甘えたいし甘えられたいです」と答えてもらった。
居酒屋の階段降りる時に「大丈夫ですか?」と手を繋いでもらった。
一緒に行ったカラオケで性欲に頭が支配されそうになって「付き合いたい」
という言葉が喉まで出かかったが、性欲で決めちゃだめだと思って一旦我慢した。
「時間が一瞬で過ぎました。楽しかったです」というラインが来たので100%脈あると思う。
次のデートは未定。

▼Hさん 33歳 ベンチャー系人材会社 キャリアアドバイザー 葛飾区在住
三軒茶屋でデート。元カレに浮気されて、一念発起で半年ぐらい前に状況&転職したらしい。
可愛くて出だし少し緊張した。お肌ぴっちぴちで33歳には全く見えない。
大学生の頃少し好きだった先輩に激似。声も可愛い。
音楽の趣味が結構合って、完全に文科系の感じ。フェスとか行くらしい。
一緒に古着屋回ったの結構楽しかった。カラオケも行ったけど、今まで一緒に行った人の中で
歌が一番上手かった。バンドでボーカルやってたらしい。
仕事めっちゃ頑張ってるみたいで、休みの日も作業したりしてるらしい。
食の好みも合ってて、来週は阿佐ヶ谷で二回目のデートをする。

▼Mさん 28歳 看護師 阿佐ヶ谷在住
吉祥寺でデート。可愛くておっぱいとお尻デカい。
長く付き合った元カレはいい人だったけど家族みたいになってしまって別れたらしい。
実は阿佐ヶ谷在住でしたと言うことでびっくり。
結構フランクに話す子で、趣味はサウナと同僚との飲み。
意外とandymoriとかも知ってて音楽とかもそこそこ聴いてるっぽい。
飲み屋の階段上がるときにお尻チラ見しちゃって、おちんちんの先が震えた。
近々余裕あるタイミングで誘って飲む予定だけど、未定。

本当は今日あと1人会う予定で、それが本命だったけど
他の人に送るメッセージを誤爆してブロックされてしまった。何回これやるねん。
正直めちゃくちゃ後悔している。

そして今日、先日フラれた元カノにガチのマジで激似の女の子とマッチングし、
速攻でアポを取り付けてしまった。

人気会員な分、可愛い子と永遠にマッチングできるので
マジで辞め時がわからなくなってくる。

多分俺の性格とか含めて考えると最初のAさんがいい気がするんだけど、決めきれない…
完全に今モテ期来てる感じがある。この先に何が待ち受けているんだ。
もう少し旅は続きそうです。

花火、散る。

1月22日、俺の誕生日。彼女が予約してくれたお店でご飯を食べたが、
いつも通り会話も盛り上がらず、2月に予定していた旅行も
「転職活動に集中したいから」という理由で中止になり、
次の週に会う約束も「飲みが入った」と中止になった。

もうダメだ、と思い新宿駅のホームで「本当に俺のことが好きかわかんない…」
とクソダッサ涙目チンカスメンヘラムーブをかます

1月27日。「今後のことについて話がしたい」という彼女。
内容には察しがついていたから、
gionやスタバなど、若者が多い店には絶対に行きたくなくて、
阿佐ヶ谷駅すぐそばのカフェ・ド・ウィングで話をした。

別れた理由として「部屋が整頓されてなさすぎた。人が来るのにこんな感じなんだ…」
というのをまっさきに言われた。

正直俺なりには片づけたつもりだったけど、かなり待たせた上にちょっと妥協した時があって、
確かにそれが最後のお家デートだったりする。

「優しくて、いい意味で普通だったから付き合った」と言っていた。
それは付き合ってからもギャップは無かったと。

『いい意味で普通』という表現に少し引っかかりを覚えつつ、
「2年前だったら違ってたかも…」と涙ぐむ彼女を前に、それ以上言葉が出てこなかった。
『まあ人は悪くないけど結婚相手にするのは無理』って感じだろうか?

正直敗因は枚挙にいとまが無いが、たぶん、部屋の事は本質的な理由じゃない気がする。
会話も全然弾まなかったし、そもそも合わなかったのは前提にある。

顔(と、バディ)がすこぶるタイプだったうえ、
まだ自分が好きな状態で別れを告げられるのがこの歳にして初めてだったので、
すげえ痛かったのと、32歳にして2ヵ月でフラれる自分に焦りを感じた。
これは人生で一回は経験しとくべき痛みだと自分に言い聞かせつつ。

彼女から受け取った、彼女の部屋に置いていた物の中に
前の貸した中島らもの『僕が踏まれた町と僕が踏んだ町』が入っていて
なんとなくだけど、絶対読んでないだろうなと思った。

寝巻は彼女が使っていた香水の匂いがしっかり付いていて、
本当に昨日まで着ないでたまに嗅いでいた。スーハースーハー!

と、いうのが今回の別れについての話である。

正直行き詰ってしまったので、
会社の先輩と昔同棲した元カノ・たまちゃんにそれぞれ相談した。


▼先輩のアドバイス
確かに数年前に比べるとマジで大人になったと思う。
でも、キモいことをしない、とか防御力がめちゃくちゃ上がった代わりに
なんかこう、イマイチ個性というか特徴が無くなった気がする。

もっと攻撃力を上げた方がいい。仕事めちゃくちゃ頑張るとか。

▼たまちゃんのアドバイス
(再開したマッチングアプリのプロフィールを見せて)
あ、こりゃフラれるわ。笑
こんなの学生時代から普通にイケてる人のプロフィールじゃん。
でもあなた普通じゃないじゃん。イケてる人が持ってるキラキラした魅力も無いし。
多分、今回の子も普通にいい人を求めてたけど、
結局はなんか違う、ってなったんじゃないかな?

もっと本当の自分を見せた方がいいよ。
私が付き合ってた時は「青い春」のイメージだったなあ。
暗い映画を語ってるところとか、面白くて好きだったよ。

今はなんかそこそこおしゃれになったね。
アローズのシャツを買って嬉々として語るところとかも可愛かったけどね笑

(「5%ずつ個性出していく」、と言う俺に)
無理無理。自分では5%と思ってるかもしれないけど、
多分それ50%ぐらい出てるよ笑


二人が言ってることを無理やりつなげると
「もっと自分にしかない魅力を出した方がいい」ということだと思っている。

今まではどうにかして”普通に見せよう”と精一杯だった。
でもバカでシンプルに頭の回転悪いところとか、
めちゃくちゃだらしないところとか、仕事頑張り切れてないとか、
うわっつらなkindnessとか、はりぼての”普通”は最終的には看破されてしまう。

それが分かっても、まあこの人と一緒にいてもいいかなと思える魅力…
親しみやすさだけは誰にも負けない自信がある。でも全然足りない。

とりあえず、ちゃんと部屋を片付けて、
目の前の仕事に集中するしかないのかもしれない。

花火じゃなくて

2023年11月18日、彼女ができた。5月からの苦節半年…マッチングアプリを再開した俺は、たくさんの女性に会い、また数え切れないほどのトライアンドエラーを繰り返した。
好意を持っていた女性との約束を、仕事でドタキャンして連絡が取れなくなり、へこむこともあった。
二軒目誘おうと思ったら、先に会計が済まされていてそそくさと帰られたこともあった。
好意を持たれているのはわかるけど、良い人だけど、五回会っても心が燃えねえ時もあった。

初めて会った日、新宿で、俺が店の予約をできていなかったという大ポカを「おもろい」と彼女は言ってくれた。

2回目、調布で飲んだ時、彼女がべろべろに酔っ払ってトイレでパンツ脱いだまま寝てる姿を見て、俺は「おもろい」と思った。
酔っ払ってるのをいいことに、手を繋いで家の近くまで送った。

3回目、昔苦い経験のある谷根千を楽しい記憶で塗り替えたくて、デート先に選んだ。本当に楽しく飲み歩いて、その帰りに「俺は⚪︎さんのこと好きだし、付き合いたいと思ってるよ」と伝えた。
彼女はうなずいていたけど返事はなかった。

帰りの電車の中で「イルミネーションを見に行きたい」と言われて、大手町で降りて東京駅まで歩いて向かった。イルミネーションはすごく綺麗だった。
押せ押せ!と思って、「俺、好きな人とこうしてイルミネーション見るの初めてだ」と伝えた。

しばらく無言で歩いたあと、「私、猫被ってるし、すごくわがままなところがあるし、頑固なところもあるよ」と言われた。「俺だって猫被ってるし、同じだよ。どんなに良い人でも最初から全てさらけ出せるわけじゃないし、それをするのは違うと思う」と伝えた。

彼女は酒飲みで、仕事が今すごく大変で、夜遅くに退勤しては毎日お酒を飲んでいるという。
中央線新宿行きの東京駅のホームで、もう一押ししようと思って、「Nさんが毎日お酒飲まなくてもいいように、俺がアルコール笑、みたいな…顔見たらほっとできるような…リラックスできる存在になりたいです」と伝えた。
「じゃあ…よろしくお願いします」とはにかんだ笑顔で了承の言葉を伝えてもらった。
嬉しかった。

新宿駅に着いて「せっかくなのでもう一軒飲みに行きませんか?」と提案され、もちろんと快諾した。
思い出横丁のそのお店でもう一度「よろしくお願いします。結婚を前提に付き合いたいと思ってます」と伝えた。喜んでくれた。

「たぶん、俺らはお互いに足りないところがたくさんあるけど、許し合って生きていきたいね、でも、二人で堕落するんじゃなくちゃんとしていきたいね」という話をした。

来週は高円寺で飲み歩きの予定。
12月の頭の平日にディズニーシーに行くことになった。
クリスマスは俺が店選びをする予定だ。

ひしひしと嬉しい。綺麗だけど、大きく打ち上がってすぐに消えてしまう花火ではなくて、ちゃんと今、この胸に確かに灯った火を大切に育てていきたい。

どこへ向かえばいいんだろう

2015〜19の頻繁に書いてた頃とは違うしんどさが出てきた。言語化するなら虚無感。これが志村貴子の言ってた「この先はもう無い」という感覚なのか。今日朝の電車で無性に帰りたくなる瞬間があった。あ、このままだと終わるなという感覚。
そんな俺を唯一奮い立たせているのが女性との出会いなわけだが、会いすぎてわけがわからなくなってきたというのが正直な所だ。昔だったらワクワクするような可愛い子と会っても、気持ちがフラットになるようになってきた。自分の限界が見えてきてしまった。
そんなことを言いながら今日明日明後日の3日間連続で仕事終わりに初回飲みが入っている。立ち止まろうにももう時間が無い。このまま進むしかないと思っている。でも、俺は一体どこへ向かえばいいんだろう。